I have a MAP.

一級建築士資格でインテリア好きの合理主義かつアート・カルチャーライク。快適に、コンパクトに、大胆に。美しく暮らす。

気になる時はとにかく気になる、巾木の話。

家づくりにおいて、必ず頭を悩ます「巾木」問題。

 

それは、

 

描かれた一本の横線。

 

天地を分ける、世界創造の最初の一歩。

 

 

 

または、ファッションで言えば

 

靴下。

 

きちっと、ジャストサイズで美しく履きたい。

 

建築における身だしなみ。

 

 

 ボリューミーに。

 

 

日本の伝統建築の場合は畳寄せや雑巾摺りとして。

 

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今回、床がダークブラウンで壁との境目は印象に残りやすいので、

こちらの極めてシンプルな巾木を目指して設計しました。

 

 

と・こ・ろ・が!!!

 

 

大問題。

 

日本のメーカーにはシンプルでおしゃれなもの、ございません!!

 

この奇跡的なダサさ。

デザインにおいて、最大公約数は悪魔。

それを地で行く地獄絵図。

さぶいぼ級。

 

 

一秒でも見ていたくないです。

もうやだ。

 

とはいえオーダーメイドまで予算もかけられない。

 

 

新建築住宅特集(雑誌)、いろんな家づくり系ブログを見まくり、

巾木なし、アルミ巾木、入り巾木などなど

一般の方、建築家の作品、たくさん見た!

 

結局いいのなし!

 

最後の最後で決めたのがこちら。

創建 ガード巾木

10センチとしっかり高さがあり、角が立っているので

ビニールぽさがあまりなく、

美しくなりそう。

 

実は病院とか商業施設で使われるもののようです。
 
 
高さ、厚み、シンプルさは希望通りだったものの、
床に接する面に「ピロっ」と飛び出したスカートと呼ばれるチリ受け部分が
どうしても気になる。
 
 

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ダサい。。

靴下の片方だけ、つま先が余っているような。

 

 

DIY = 自己責任!発動。

 

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意を決してカッターでトリミング。

 

 

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一部波打っているところはあるけど、、、。

今後、腕が上がってきたら修正していくことに。

 

うまくカットできた部分はしっかりと立ち上がり、美しい。

 

天地創造ができました。

 

 

アサヒペン カベ紙コーナー用カッターガイド

普通のカッターの角度を固定しやすくするシンプルな道具。

これを使ってみました。

 

クッションフロア用 ぴったり カッター( CF用 ぴったりカッター )

ひょっとしてこちらのほうが良かったのかもしれない。