I have a MAP.

一級建築士資格でインテリア好きの合理主義かつアート・カルチャーライク。快適に、コンパクトに、大胆に。美しく暮らす。

家のことと書いて家事!暮らしの「血流」を整える。

昨今の住宅設計では家事室を作る傾向になってきてますよね。

 

私のリフォームは狭い家ですが、

家事スペース兼ドレッサーを作るのが当初からの思想。

 

住宅設計を勉強した時の理解はもちろん、

こちらの本はすごく役立ちました。

 

家事動線とは、あらゆる人にとって生活における血流なので、

 

血流よくしていきたい!

 

日本の近代住宅設計史上、素晴らしい功績の「竹聴居」でも、

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竹聴居の台所

サーブ用の小窓があったり、「家事」の空間への配慮がありましたねぇ。

(また見に行きたい!!)

 

 

 

そんな事も思い出し、壁位置を最小かつ最大に広くした

洗面室。

 

壁を30センチ移動して広く設計しました。

 

家事カウンター 兼 ドレッサー。

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【このスペースでやること】

・アイロンかけ

・ドレッサー(メイク、スキンケア)

・洗濯物畳み(すぐ横の浴室乾燥機から直通)

 

手の届くすぐ後ろに洗濯機。

下部の棚にアイロン。

すべて手の届く位置に。

 

素晴らしい!!!

 

カウンターの下には3口のコンセントを仕込んであり、

洗面周りで使う家電をすべて接続済。

 

カウンターにiPadを置いて映画や動画、ポッドキャストを視聴しながら家事もできて

素晴らしい!

iPadの充電ケーブルもスマートスピーカーも仕込み済み!)

 


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カウンター材はリフォーム会社提案のパナソニックのウレタン塗装集成材にしましたが。。

全然良くなかったなぁ〜〜。

 

傷の付きやすさが尋常ではなく入居数日でひっかき、小さな凹みなど。

発売中止してほしいですね。

 

いつかちゃんとした素材に施工し直そうかな、とペンディング項目に追加しました。

 

検討中の方はお気をつけください。

 

 

チェアは 

松木工の ルメスツール

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・アイロンかけ→座面高く

・メイク、その他→座面低く

 

と動作によって高さを変えられる。

 

座面をグルッッと回すと滑り良く回ってくれる精度、良い。

 

座面のクッションももっちりとしたちょうどいい硬さがあり、長く使えそう。

 

ですが、一点だけ使いづらさが。

 

写真の通り、細い三本足のため重心が高く、

転倒しがち。

 

購入検討の方がいらっしゃったらご参考までに。